中国茶の効能
中国茶で健康に!
中国茶は製造方法や発酵度によって性質が異なり、種類が多いため、さまざまな効能があります。生産量が最も多く一般的に飲まれている緑茶、烏龍茶に代表される半発酵茶の青茶。
ダイエット茶としてブームになったプーアール茶などの黒茶、完全発酵茶の紅茶、貴重な存在とされる黄茶、白茶が中国六大茶。日本でも最もよく知られ、親しまれている烏龍茶の効能・効果を中心に紹介します。
●老化防止
ポリフェノール、ビタミンは酸化を抑制し、老化防止や生活習慣病、ボケ防止に効果大。烏龍茶にはとくにポリフェノールが多く含まれる。また、中性脂肪を分解したり、コレステロールを減らして新陳代謝を活発にし、健康維持や老化防止にもなる。
●肥満防止
烏龍茶やプーアール茶には、食べた脂肪と結びついて体外に出す作用があるため、肥満を防止する効果がある。食中、食後に飲むことで脂肪の代謝を促す。ただし、飲んだらやせるといった、脂肪を溶かす作用はない。
●頭痛解消
漢方では頭痛は循環障害と考えられている。頭痛の原因別に飲むお茶をセレクトすると効果的。二日酔いを覚まし、頭痛を和らげるには烏龍茶、疲れによる頭痛には菊花茶(キク)、ストレスによる頭痛には茉莉花茶(ジャスミン)や茘枝紅茶(ライチ)、緑茶などがよい。
●その他
肩こり解消には緑茶、烏龍茶、花茶、紅茶。ストレス解消には茉莉花茶、茘枝紅茶、緑牡丹茶(ボタン)。便秘解消には東方美人(台湾産烏龍茶の一種)、岩茶(青茶の一種)、鉄観音。利尿作用には西湖龍井や黄山毛峰(どちらも緑茶の一種)。冷え症には鉄観音、茘枝紅茶。むくみ防止には包種茶(台湾産青茶の一種)、プーアール茶、ハマナス茶、茘枝紅茶。生理痛解消にはハマナス茶。美肌効果には菊花茶、緑茶、ハマナス茶、貧血予防には祁門紅茶(紅茶の一種)。かぜ予防には菊花茶、プーアール茶、祁門紅茶、正山小種(紅茶の一種)。目の疲れには菊花茶。虫歯・口臭予防には緑茶。
中国茶には様々な効能があります。その効能は茶葉の加工製法に秘密があるようですね。
本物の中国茶は、単なる嗜好品の枠を超え、今風に言えば「サプリメント」効果もあるようです。
「サプリメント」としての中国茶を見直してみませんか?
中国茶ブームを考える
お茶ブーム、とりわけ中国茶を語る上で、欠かすことのできないのは健康イメージでしょう。
優雅にお茶を入れいただくという、精神的な安らぎはもちろん、中国茶には、実に様々な機能があることが知られています。
21世紀の食トレンドは、健康志向という要素を抜きにしては語れませんが、中国茶には、種類によって、便秘、冷え性、利尿、喘息、不妊症、さらには、ダイエット、生活慣習病、禁煙、ボケ防止まで、実に多くの健康効果が認められているのです。
そして、そうした健康イメージが、ブームの根底にあるからこそ、中国茶がこれほどまでに注目され、確実にその裾野を広げているのでしょう。
さて、今回のお茶ブームの中心にいるのは一体誰なのでしょうか? それは、ズバリ! 女性たちです。もともと、女性はお茶(と会話?)好きと言われていますが、ゆっくりとお茶やその文化を楽しもうという中高年の方から、“ペットのウーロン”世代の若い世代まで、女性がブームを作り、牽引しています。
また、急増している、茶葉、茶器の販売と喫茶という正統派の店では、中国茶の楽しみ方的なミニ教室を開催するところも。お稽古ごとが好きな女性に積極的にアプローチして、ブームにとどまらない、コアなファンを確実に増やしているのです。
中国茶の旨味と渋み
お茶は、かつて日本に「薬」として中国から入ってきたことはよく知られている。
臨済宗を我が国に伝えた僧・栄西が、茶の効能を説き勧めた『喫茶養生記』は、まさに、茶の生理学的薬効を説いたものだった。
この書はお茶に関する国内最古の著作だとされている。鎌倉時代、将軍源実朝が宿酔(ふつかよい)に苦しんでいる折に、茶を一服たて、この書を献じたというエピソードから、特に世に知られるようになった。
では、植物としての茶はどのようなものなのだろうか。百科事典によれば、茶とは、ツバキ属のチャ節に属する植物で、2 つの
種からなるとされる。
そのひとつは葉が小さくて丸い低木。寒さに強く、日本、中国などで栽培されて緑茶製造に適するとされるもの。
これを一般に中国種と呼ぶ。
もう一方のものは、葉が大きくて先がとがった高木。寒さに弱く、インドなどの熱帯地方で栽培されて紅茶製造に適するとされるもの。これがアッサム種である。
ただ、外見や植生に違いはあるが、遺伝子的に両者は同一の範疇で、自由に交雑するところから、雑種も多いとされる。
この交雑性の高さが、おそらく多様な茶葉を生み出し、そのことが結果として、飲み方の文化の違いを育て上げたのかもしれない。
お茶の時間に楽しむ日本茶、紅茶、中国茶は、どのような楽しみを与えてくれるだろうか。
それは大別すると、身体に活気を与えてくれるカフェインと、美味しさで和ませてくれるテアニンという物質が主なもののよう
だ。
カフェインは茶葉にもコーヒーにも共通の要素だが、茶葉には茶の旨味成分とされるアミノ酸類、特にテアニンと呼ばれる物質
がある。
テアニンは、茶において初めて発見された物質で、茶のアミノ酸の中で最も多く茶葉に含まれるものだ。しかも茶以外の高等植物でテアニンは見出されないというから、茶独得の成分だといっていいだろう。
このテアニンが、お茶の渋みの基とされるカテキンへと変化する。日光によって行われる光合成の際に、茶葉の中で、テアニン
は光合成に利用されてカテキンになるのだ。
この変化は、土中で窒素がアンモニア系物質に変化して吸収されることに関係している。アンモニア系物質となった窒素を
茶葉に蓄えるにあたってお茶は、テアニンを変化させカテキンという、自らに安全なものとして合成しているのだと考えられてい
る。
日光に当たることで生成されるカテキンは、葉を覆って栽培するなどの工夫をすれば含有率を下げることが出来る。
玉露などの渋みの少ないお茶は、このようにして作られたものだ。手間がかかっているのである。
そして、このカテキンがいくつか複合することによって生まれるのがタンニンである。
一般に茶の渋みはタンニンによるとされるが、いれられたお茶に含まれるタンニンは、高い温度の中ですぐに酸化して酸化タンニンとなり、これがお茶を濁らせたり、味や風味に大きく影響を与えたりするところから、茶の渋みの代表のようにいわれるので
ある。
中国茶 香り分析
中国茶を愛飲するものにとって、茶水から立ち上る香りの微妙な変化には興味をそそられます。
そこで、文山包種茶の香り物質のダイナミックな変化を、米国EST社のGC/SAW高速分析システム『EST Model4100』で分析してみました。
文山包種茶の茶水サンプルは、以下の4つの方法で準備しました。
①等級の異なる3種(上・中・下)の茶の測定、上・中・下級の茶葉をそれぞれ3gずつ入れたテイスティング・カップに150ccの熱湯を注ぎ、5分間抽出しました。
②蓋碗で工夫茶
蓋碗での工夫茶で、熱湯100ccに対して中級の茶葉6.7gを使用し、ベストと思われる条件にて茶を煎れました。
抽出時間と温度の詳細は
一煎目 抽出時間:39秒 温度:95.0℃
二煎目 47秒 95.2℃
三煎目 43秒 95.0℃
③異なる抽出時間
中級の茶葉6.7gを使い、蓋碗で抽出時間を②の2倍と半分にて一煎目を煎れました。測定での抽出時間と温度の詳細は
2倍 抽出時間:78秒 温度:95.5℃
1/2倍 20秒 温度:95.3℃
④茶壺で工夫茶
茶壺での工夫茶で、熱湯100ccに対して中級の茶葉6.7gを使用し、ベストと思われる条件にて茶を煎れました。抽出時間と温度の詳細は
一煎目 抽出時間:42秒 温度:95.3℃
二煎目 39秒 95.0℃
三煎目 34秒 95.3℃
上記の方法で煎れた茶水サンプル10ccをそれぞれ40mLのバイアルにいれ、セプタで蓋をし、スパージング針を刺し、サンプリング針よりバイアルのヘッドスペースを採取しました。
各測定は、お茶を煎れるタイミングに合わせて実施しました。
一回のヘッドスペース・サンプル吸引量は10ccであった。
尚、繰り返し精度の確認の為に3回の連続測定を行いました。
また、測定器内部がクリーンな状態にあることを確認する為、3回程度のBlankRunを実施しました。
測定に先立ち、アルカンのメタノール溶液を測定し、保持指標用スケールを作成しました。
zNoseの測定条件は、下記の通り
SAWセンサー温度:30℃
サンプル吸引時間:20秒 (吸引量10ccに相当)
カラム温度:40→140℃ / 昇温5℃/秒
測定時間:20秒
(使用カラム:1mのdb5)
お茶も色々な分析をしているのですね。
中国と日本のお茶の違い
中国人も日本人もよく知っているようにお茶は健康の観点から見るととても優れた飲み物です。
老化防止、動脈硬化や高血圧の予防などの効能があると言われていますが、日本の緑茶は、特にビタミンCが多く、風邪の予防に
役立つと言われ、中国の青茶は油っこい料理を食べてから飲むと油分を溶かすと言われています。
そして、自分で急須を使って手間をかけてお茶を入れることで心にゆとりのある生活を過ごすことも出来ます。
おいしい中華料理を食べながら中国茶の味や香りを味わい、お茶も道具も全部中国のものを使い、入れ方も飲み方も中国式にすれば、中国大陸の大らかな気持ちが伝わってくるようで、心も安らぎます。
中国茶は茶葉の発酵の度合いによって、緑茶、黄茶、黒茶、白茶、青茶、紅茶の大きく6 分類(花茶を加えて7分類とする場合もある)に分けることができます。
それに対して、日本茶は緑茶、番茶、焙じ茶、玄米茶に分けるこ
とができます。中国でもっともよく飲まれているお茶は緑茶です。
中国茶と日本茶の特徴を一言で表現すると「香りの中国茶」、「味の日本茶」と言うことができます。例えば、同じ緑茶でも、
中国の緑茶は釜炒りで作られたものが多く、香りがよく立ち、中国にはお茶の香りを味わうための聞香杯という茶器もあります。
一方、日本の緑茶は蒸して作られるものが多く、茶葉から味がよく出てきます。
中国の普通の家庭でお茶を入れる時は、蓋つきのカップをよく使います。まず、茶葉をカップの中に入れ、お湯を注いで、蓋をして、2 ~ 3 分じっくり待ちます。
中国茶はじわじわ味が出てくるので、普通でも5 煎、良いお茶だと10 煎ぐらい飲むことができます。
日本茶を入れる時は、急須に茶葉を入れ、静かにお湯を注ぎます。お茶の成分がお湯に溶け出しやすいので、30 秒から1 分
ぐらい待てば十分で、この間急須を動かしたり、振ってはいけません。また日本茶は2~3煎までしか味が出ません。
中国人に日本茶を贈る時、中国人はお茶を香りで味わうため、香りの強い玄米茶(抹茶入り玄米茶)や焙じ茶が比較的喜ばれます。
また、中国でお茶を選ぶ時は、緑茶であれば、浙江省杭州の龍井(ロンジン)茶、青茶であれば、福建省の安渓鉄観音、台湾の凍頂烏龍茶、白茶であれば、白毫銀針などがおいしいです。
中国茶、種類による効能
中国において中国茶とは、嗜好品としてのお茶というより、生薬・漢方・薬として飲まれている面がある。
茶葉の種類は3000種以上と言われているが、生薬・漢方・薬として発展、飲み継がれてきた部分、また国土が広く55の少数民族と漢民族の56民族国家であるということも影響して、これだけ茶種が多いという事がいえます。
日常的に中国茶を飲む事は健康維持に効果的で、中国では日本以上にお茶にお金を惜しまない風習があるようです。
以下にお茶の種類別に一般的に言われている期待できる効果を挙げます
●緑茶 コレステロール値を低下・血管を丈夫に・色素沈着夏バテを防ぐ
●青茶 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
●紅茶 動脈硬化防止・健胃・整腸・コレステロール値を低下
●黒茶 ダイエット・血流改善・健胃・整腸・利尿効果
●花茶 リラグゼーション・血流改善・健胃・整腸・美肌効果
(中国茶は薬品ではありませんので、約束された効果ではありません)
中国茶って日本茶とは違った、独特の味と香があり飲むだけで身体に良いと感じますね!そうした心理的効果も充分あると思います。
- 中国茶、種類による効能 (07/02/09)