中国茶の淹れ方
中国研修生たちの、お茶の飲み方。
久々の投稿です。
中国人研修・実習生たちの寮に時々行っています。僕が寮に行けば彼女たちは必ず中国茶を出してくれます。それも、彼女たちの両親が作った中国茶葉で、これがたいへん美味しいのです。現在寮には9名の中国人女性が生活しています。そして、9種類以上の中国茶が揃っています。
緑茶がメインですが、なかには烏龍茶もあったりして日々の天候・気分によって中国茶をご馳走してくれます。その彼女たちの中後茶の淹れ方ですが、大ぶりのコップに中国茶葉を入れお湯を注ぐ方法です。お湯は一度沸騰させたものです。お湯を注いで直ぐは茶葉が上に浮かんでおり、その状態で中国茶を飲むと、茶葉まで一緒に口に入ってしまいます。彼女たちは茶葉も食べてしまうのですが、僕にはそんな芸当ができないので、口に入った茶葉をコップに戻しています。
数分経つと茶葉も底に沈み飲みやすくなります。
中国で、レストランで食事するときの中国茶の淹れ方も彼女たちとほぼ同じです。
専用の茶器を使うのは、茶館だけのようですね。
お茶が半分くらいになると、彼女たちのだれかがお湯を足してくれるので、寮に行けば僕は大好きな中国茶を飲み続けることができます。
専用茶器無しで、中国茶を楽しむ工夫

中国茶には専用の茶器がありますが、専用の茶器がないからといって、わざわざ揃える必要はありません。
中国茶にあまり親しみが無いという方は、まず中国茶に触れてみることが大切です。ご紹介している飲み方には、邪道と思われる点もあるかもしれませんが、中国茶を飲んでみようという時に活用していただける手軽な方法ですので、是非お試しください。
◆マグカップ1個で楽しむ中国茶
マグカップだけで中国茶を淹れて飲んでしまおうという、とてもお手軽な方法をご紹介します。少し大きめのマグカップ(厚みのないコーヒーカップやティーカップはおすすめしません)に茶葉を入れてお湯を注ぐだけ。
まるでカップラーメンの様ですがこれで充分。茶葉が開くのを待ってそのままいただきます。
茶葉が口に入って飲めないのでは?と思われるかもしれませんが、中国茶の茶葉は日本茶やヨーロッパの紅茶と違いとても大きいので、茶葉が開く頃には湯の下に沈んでしまうのです。もし口の中に入ってしまっても大丈夫。そのまま食べても構いません(余談ですが、中国茶をチャーハンやスープ、炒め物などの具材として使用する料理もあります)。
もちろん、茶葉が底に溜まっているので最後まで飲み干すことはできませんが、そこは中国茶の「何回も淹れられる」特性を生かして、湯を継ぎ足してしまえばいいのです。
おすすめは、茶葉が大きなものですが、マグカップで茶を淹れることを前提とした茶漉し付のマグカップもあるので、そういったものであれば茶葉が小さいものでも美味しく飲めます。茶葉が入ったまま飲むのはやはり抵抗があるという方は、こういったものを使うのもよいと思います。
◆茶葉を淹れる時間も楽しもう、ゆとりある時間でリラックス
中国茶の楽しみは香りや味だけではありません。といっても、日本の茶道のように洗練された形式や作法、茶道に似た「茶芸」のことを言っているわけでもありません。茶葉を用意し湯を注ぎ、茶葉が開いて飲んで味わうまでの数分間、ほんの少し茶葉に興味を向けてみるだけで楽しみがぐんと広がるのです。
例えば、茶器を温めるまでの時間をしっかりとると、美味しくはいるだけでなく、気持が落ち着いてリラックスもできます。また、ガラスの茶器を使うのも良いでしょう。湯を注いで茶葉が開くまで、湯の中をゆっくり上下するようすを眺めるだけで、さらに心が落ち着き、癒されます。入ったお茶をすぐに飲むのではなく、先に香りを楽しむと、お茶の風味をより堪能できます。専用の茶器を使った淹れ方を知らなくても、ちょっとした工夫やゆったりした時間を享受することで、中国茶がもっと楽しくなります。
ボトルや缶の烏龍茶では肝心の香りが楽しめない
日本ではペットボトルや缶の烏龍茶が多く出回っていて、そういった烏龍茶を飲み慣れている方は茶葉で淹れた烏龍茶の香りに驚かれるのではないでしょうか。中国は種類に拘わらず、いずれも香りに重点がおかれます。確かに日本茶も香りを大切にしますが、それは中国茶程ではないようです。
ペットボトルや缶の烏龍茶では、この肝心の香りを楽しむことができません。ボトルや缶の烏龍茶も手軽で便利ではありますが、是非、茶葉で淹れた烏龍茶を飲んでみてください。
飲むこと以上に香りを楽しむ中国茶には、聞香杯(もんこうはい・ウェンシアンペイ)と呼ばれる茶器があります。これは茶杯(ちゃはい・チャーペイ)とセットになっていて、香りを楽しむためのものです。聞香杯は縦に長く、飲むには適していない事が分かりますが、これに一煎目の茶を注ぎ、茶杯にその茶を注ぎ、聞香杯を鼻に近づけ、器に残った茶の香りを楽しみます。中国茶は一煎目の香りが一番いいので、香りをじっくり楽しむのは一煎目のみです。
(執筆者:豊島みずえ)
ゆったりとした気持ちで淹れる中国茶の香り。とても豊かな気持ちになりますね。
中国茶の楽しみ方
中国では「香り」重視でお茶を飲み、日本では「うま味」重視でお茶を飲んでいるともいえるでしょう。
中国茶の中心生産地は浙江省杭州市。中国茶葉学会、中国茶葉博物館、中国国際茶文化研究会、中国国際茶博覧交易会などの茶関連組織も杭州に集中しています。
杭州を中国茶の都としている理由、それは風光明媚な自然、文人に愛された歴史的な土地柄、爽やかな印象を与える西湖、その西湖に面した茶館でゆったりとしたお茶の時間を過ごせる文化と自然の存在があるともいえるでしょう。
茶を飲むと肥満を抑制し太らずに長生きする」と中国薬学古典にありますが、痩せるお茶というイメージが先行しがちな中国茶、また烏龍茶だけが中国茶のことという誤解も生じています。
中国茶は発酵度合い、製法の違いにより大まかに分けても6 種
類以上あり、半発酵の青茶(烏龍茶)、無発酵の緑茶(龍井茶)、軽発酵の白茶(白毫銀針)・黄茶、全発酵の紅茶、後発酵の黒茶(プーアール茶)、そして花の香りをつけたジャスミン茶などの花茶がそれにあたります。
中国茶を淹れるときには、中国茶器を使えばより香り高い中国茶を味わうことで出来ます。
良い茶葉を選ぶコツ
お茶の専門家ならともかく、一般の私たちが、茶葉を見ただけでその良し悪しを判断するのは至難の業ですが、ちょっとしたポイントがあります。
それは、茶葉の旬(特に緑茶と烏龍茶は、季節によって大きく差がでます)、産地、販売店の信頼度等を知ることです。
緑茶は4月頃に出回るもの、烏龍茶は5月と10月頃出回るものをお勧めします。
値段は高めかもしれませんが、風味が良いだけでなく、茶葉に含まれる栄養素も多く含まれています。
チェーン店があるような規模の大きい茶店では、4月に摘まれた茶葉を、すぐに冷蔵保存し、年中楽しめるようにしているようですが、小さい茶店だと、その都度仕入れなければいけないので、新茶が手に入るとは限らないようです。
また、良い茶葉が見つかったとしても、保存状態が悪いと台無しになってしまいます。
保存する際は、密封をして、直射日光が当たる場所、高温多湿の場所を避けましょう。(一般家庭で保存する場合は、冷蔵庫が最適です。)
中国と日本のお茶の淹れ方
お茶は中国各民族の家庭生活を充実させたばかりでなく、同時に、客が訪れるたびに熱い中国のお茶を謹んで献上することも、また中国人民の伝統的な礼節でもある。
お茶の種類は多く、各地区各民族のお茶を飲む習慣はそれぞれ違うが、お茶で客をもてなすことは共通している。
それは、熱いお茶を出すこと、満杯に注ぐこと、絶え間なくお茶を注ぐことである。
熱いお茶を出すことで主人の情熱を表すことができる。満杯に注ぐというのは、中国人はお茶を注ぐ時はいつも器一杯に注ぎ少なく注ぐことが無いという意味で、主人が大様でゆったりしているように見せ、主客間の情誼が、満たしたお茶と同じように深いことを希望するとの意味がある。
中国人が絶え間なくお茶を注ぐのは、客が一杯飲み終えると主人がすぐに一杯注ぎ、あるいは飲み終わらない器にさらに続けて注ぎ、常に満杯にしておき、主客間の情誼は終わらないとの意味がある。
しかし、日本人はお茶を出す習慣の上で独特の特色がある。
客が来るたびに、日本人はあっさりして品のある緑茶と精緻で美しい日本の和菓子をだして、客をもてなすのである。
日本人はお茶を注ぐ時、茶碗に三分の二位だけ注ぐ。日本人はお茶を満杯に注ぐのは溢れやすく、不衛生で下品だと考えている。
お茶を飲む主要な目的はお茶を味わうことであり、お茶の湯量の多さは問題にしない。
二人以上の客にお茶を淹れるときには、日本人は一人分のお茶を注ぎ終えるのでなく、一杯目と二杯目に等量のお茶を注いだ後、再び杯ごとに少し注ぎ、数回繰り返した後で全ての杯に注ぎ終える。
これは、各々のお茶の味の濃淡を均一にさせるためである。
茶壷(チャーフー)
台湾茶用の茶器と日本茶用の普通の急須との違いは、急須の中のお茶の出口にあります。日本茶は茶葉が細かいために茶漉しを付けますが、台湾茶は茶葉が大きく、開いてきますので茶漉しは必要ありません。ですから、日本茶用の急須で中国茶を入れることは出来ますが、中国茶用の「茶壷」では日本茶は入れられません。
台湾茶は発酵の工程で、お茶の葉っぱが丸く、小さく揉まれているため、ネットの茶漉しの付いている急須では、お茶葉がのびのびと開かれません。従い、茶湯も味わいもよく出てこないのです。
でも、ほとんどの中国茶、台湾茶、日本茶は、身近にある使い慣れたポットや急須等を使って、入れても美味しいと思います。入れ方をすこし工夫すれば、お茶自身さえが美味しいもので、どんな茶器でも、お手軽に、十分に楽しめると思います。
中国茶を淹れる
日本でお茶を淹れるときは「お湯を沸かし茶を淹れる」と表現する場合が多い。中国でこの表現は有効なのだろうか?
日本語の「湯」をyahoo翻訳で、日⇒中翻訳してみた。結果は「湯」⇒「熱水」となった。そうです、中国語では日本語の単語としての「湯」は違う意味になります。
では中国語の「湯」は日本語ではどのような意味なのか?再度Yahoo翻訳のお世話になった。「湯」⇒「スープ」となる。
中国ではお茶を淹れる表現として「水を熱くして・・・となる」
そう言えば、中国の女の達を今はやりの日帰りの温泉に連れて行ったとき、不思議そうな表情をしていたのを思い出す。
「女湯(女スープ)」と「男湯(男スープ)」と暖簾に書いてあったのだ。
中国茶を淹れてみよう
中国茶芸は、要はお茶を美味しくいただく為の作法で、日本の茶道のように事細かな決まりがある訳でない。
日本の煎茶道に近いものはありますが、お茶の淹れ方・お道具・飲み方自体にもこれでなければいけないという規則・決まり事はないのです。
あえて申し上げれば、時と心にゆとりを持って、お茶やお道具の事を話題にし、濃縮された味わいの美味しいお茶を、楽しく心豊かな気分で嗜むのが中国茶芸です。
中国茶はその分類や茶葉によって入れ方を変えることによって美味しく淹れることができます。必要以上に神経質になることはありませんが、適温や適する茶器など基本を覚えておくと、より美味しくお飲みいただけると思います。
茶器は中国茶用のものがあればベストですが、持っていない場合でもお手持ちの茶器や耐熱グラスなどで十分楽しめます。
中国茶の代表的な緑茶の淹れ方です。
■耐熱グラス【お湯の中の茶葉の様子が見れるので目でも楽しめます。】
① 予め熱湯を80℃前後まで冷ましておきます。
※無発酵茶や弱発酵茶は、熱湯より80℃前後のほうが味も香りも引立ちます。
② グラスに1cm程度お湯を注ぎます。
③ 茶葉を入れてお湯に馴染ませます。
※茶葉はマグカップ程度の大きさで3g程がオススメです。
④ お湯をいっぱいに注ぎます。
⑤ 2~3分待てば飲み頃です。(茶葉によって異なります)
※茶葉は水分を含んで徐々に沈んできます。
※1煎目を半分程度飲んだら2煎目の熱湯を加えると低い温度を保てます。
※2煎目からは待ち時間を徐々に長めにしてください。3~4煎美味しく飲めます。
■茶壺(急須・ポット)【ガラスポットがあれば茶葉の様子が楽しめます。】
① 茶壺(急須)やポットは小さめ(100 ml~200ml程度)のものをお薦めします。
② 予め熱湯を80℃前後まで冷ましておきます。
※無発酵茶や弱発酵茶は、熱湯より80℃前後のほうが味も香りも引立ちます。
③ 茶壺(急須)やポットに1cm程度のお湯を注ぎます。
④ 茶葉を入れてお湯に馴染ませます。
※茶葉は150ml程度の茶器で3g程がオススメです。茶器の大きさによって調整してください。
⑤ お湯をいっぱいに注ぎます。
⑥ 2~3分待てば飲み頃です。(茶葉によって異なります)
⑦ 茶海をお持ちであれば、一旦茶海にいれてお茶の濃度を一定にします。
⑧ 茶壺(急須)・ポットもしくは茶海から茶杯に注ぎます。
※2煎目からは待ち時間を徐々に長めにしてください。3~4煎美味しく飲めます。
引用 茶々
耐熱グラスの場合、茶葉が浮いたままの場合があり中国の人達は上手に飲んでいるのですが、僕は茶葉を口の中に入れてしまい咽ることもしばしばあります。マダマダ修行が足りません。
- 中国と日本のお茶の淹れ方 (07/03/29)
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