中国茶と中国茶よもやま話
中国から見た中国と日本の違い

中国茶の効能

中国茶 香り分析

中国茶を愛飲するものにとって、茶水から立ち上る香りの微妙な変化には興味をそそられます。

 そこで、文山包種茶の香り物質のダイナミックな変化を、米国EST社のGC/SAW高速分析システム『EST Model4100』で分析してみました。

 文山包種茶の茶水サンプルは、以下の4つの方法で準備しました。

 ①等級の異なる3種(上・中・下)の茶の測定、上・中・下級の茶葉をそれぞれ3gずつ入れたテイスティング・カップに150ccの熱湯を注ぎ、5分間抽出しました。

 ②蓋碗で工夫茶
  蓋碗での工夫茶で、熱湯100ccに対して中級の茶葉6.7gを使用し、ベストと思われる条件にて茶を煎れました。

抽出時間と温度の詳細は
      一煎目 抽出時間:39秒 温度:95.0℃
      二煎目      47秒    95.2℃
      三煎目      43秒    95.0℃

 ③異なる抽出時間
 中級の茶葉6.7gを使い、蓋碗で抽出時間を②の2倍と半分にて一煎目を煎れました。測定での抽出時間と温度の詳細は
      2倍   抽出時間:78秒 温度:95.5℃
      1/2倍      20秒 温度:95.3℃

 ④茶壺で工夫茶
 茶壺での工夫茶で、熱湯100ccに対して中級の茶葉6.7gを使用し、ベストと思われる条件にて茶を煎れました。抽出時間と温度の詳細は
      一煎目 抽出時間:42秒  温度:95.3℃
      二煎目      39秒    95.0℃
      三煎目      34秒    95.3℃

 上記の方法で煎れた茶水サンプル10ccをそれぞれ40mLのバイアルにいれ、セプタで蓋をし、スパージング針を刺し、サンプリング針よりバイアルのヘッドスペースを採取しました。

 各測定は、お茶を煎れるタイミングに合わせて実施しました。

 一回のヘッドスペース・サンプル吸引量は10ccであった。

 尚、繰り返し精度の確認の為に3回の連続測定を行いました。

 また、測定器内部がクリーンな状態にあることを確認する為、3回程度のBlankRunを実施しました。

 測定に先立ち、アルカンのメタノール溶液を測定し、保持指標用スケールを作成しました。

 zNoseの測定条件は、下記の通り
   SAWセンサー温度:30℃        
   サンプル吸引時間:20秒 (吸引量10ccに相当)
   カラム温度:40→140℃ / 昇温5℃/秒
   測定時間:20秒
   (使用カラム:1mのdb5)

 お茶も色々な分析をしているのですね。

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